かなり以前から、個人の口座売買がありました。
パチンコ屋や競馬場で、「銀行で口座作って来たら、5万で買うよ」などと言って口座を作られて買い取る詐欺の道具屋は以前から居たのです。
ヤミ金が口座を利用する分には個人名義でもかまいませんが、投資詐欺や情報商材などで、ある程度の金額のお金を騙し取ろうと思えば、騙す方も会社形態にした方が信用されるものなのです。
そのとき、振込先が個人名義ではなんかおかしいですよね。
そこで、
最近は、既存の会社に収納代行をやらないかと誘い込んだり、
既存の会社の銀行口座を買ってきたり、さらには、
会社を作って口座を作るなんてことも、
詐欺会社でははやっています。
こういと、詐欺会社が口座を作って振込先にすれば良いと思われるかもしれません。
しかし、詐欺会社は詐欺会社でサイトを作って会社名を出していますので、その会社名義の口座が凍結されると会社を作り直してサイトも作り直さなければならなくなります。そうすると、今までの宣伝活動が無意味になってしまうのです。
なお、安易に収納代行だからとかといって小遣い稼ぎで詐欺会社に口座を使わせると、詐欺会社に使わせた口座だけでなく、他の口座も凍結されたり、代表者の個人口座まで凍結されたりすることもあります。