最近の詐欺事件では、カード決済の方法もよく使われます。
詐欺の被害者の皆さんが契約しているカード会社のことをイシュアと言います。
一方、詐欺会社側にもカード会社があり、そのカード会社のことはアクワイアラを言います。
まあ、大体、詐欺事件の詐欺会社側のカード会社というのは海外のカード会社が使われるのですが、
さすがに、海外のカード会社も直接には詐欺会社とは契約しません。
そこで登場するのが、決済代行という会社です。
だからといって、決済代行の全てが詐欺会社と取引しているわけではありません。
よく、デパートなどで、直営でない店でカード決済しようとすると、
お店の人が、決済しますと言ってカードを持ってどこかに行きますが、
あれも、独自にカード会社と契約できないので決済代行を使っているのです。
しかし、詐欺会社が使う決済代行はそのようなクリーンなものではなく、
かなりグレーな存在なのです。
だからというわけでもないですが、手数料は1割くらい取りますし、
その他にチャージバックなどに備えてデポジット(預かり金)も取ります。
まあ、同じ穴の狢というところでしょうか。